■マッチラベル収集家・吉沢貞一
写真・慶応BRBフォーラム1994年1月号から転載
吉沢貞一さん(1904〜1994享年90歳)は世界一のマッチラベルコレクターである。
昭和57年(1982)収集マッチラベルが577087枚となりギネスブックに初登場した。
その後、年間約20000枚のペースで増加し、亡くなる1994年版までギネスブックで世界一と記録された。
その時のコレクションは743512枚であった。
吉沢さんがマッチラベルを集め始めたのは大正14年(1925)慶応義塾在学中からである。
「当時は名刺はまだはやらず、カフェーの女給さんが自分の源氏名を店のマッチのラベルに書いて渡した。
これが何ともいえない風情があって、いろいろな店のものを集めるうちに病みつきになった」そうである。
すべてのマッチラベルは国別、年別、種類別にきちんと整理されて、グループ別に番号が打たれ、すぐに取り出せるように索引ノートが用意されている。
私がいただいた手許にある1989年の収集記録資料では119か国のマッチラベル712118枚と記されている。
私が二度ほどお宅に伺った1980年代は海外のコレクターと文通しラベルの交換をするのを楽しみとされていた。
1994年12月31日に亡くなったけれども、1995年元旦に届いた年賀状には1994年10月30日に想燐友の会例会に出席したと記載があった。
吉沢コレクションは千葉県立中央博物館に寄贈されているようである。
*画像クリックで大きく表示されます
黒田 康敬
2026年02月14日