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ロウマッチの擦り方
■マッチ立て付き灰皿

 灰皿の一部にマッチを立てる凸凹があってそこにマッチを立てると抽斗(マッチの内箱)が持ち上げられて三分の一くらいマッチ棒が出る。

 昭和20年代に私の家にもあったことを憶えている。その後マッチを生業としているのでこの灰皿をさがしていたが、ただの雑器で時代も中途半端なせいか、どこの古道具屋でも見つけることができなかった。 そんな時マッチ大賞の審査委員長をしていただいている今井輝光氏が本品(写真の灰皿)を持ってきてくれた。私は大喜びである。

 「本品は伊万里焼で大正末から昭和前半に作製されたもの、大量生産であったはず、形は円だが下に向かって膨らみ安定感がある。 絵は笹に南天のように見える、雑っぽいのが時代のテイスト(味わい)ですね。」というのが今井氏の解説である。

 西洋では金属製の灰皿で皿の中央に差込があるものがみられる。

 ありそうでない貴重な一品である。

黒田 康敬
2014年07月07日